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適正指標は存在するのか

市場化を進めれば、確かに効率的に適正水準なるものが導き出されては来るが、一方でその流動性こそが不安定の元凶ともなる。

適正とはかように定めがたいものであるし、そもそも何をもって適正と見なすか、どちらかといえば環境条件との応答を通じ相対的に導かれるものに対し、あたかもそれが絶対的であるかのように錯誤すると判断を誤る。

ITを活用して、適正価格の精度を上げる技術を「ダイナミックプライシング」と呼ぶ。顧客の購入意欲に応じて商品・サービスの価格と割当量を変えることで収益の最大化を図る。 価格を1つに固定してしまうと、販売数はおのずと上限が形成される。潜在的な顧客の中でも、高くても買う層と安くないと買わない層がいる。価格をダイナミックに変化させることで、こうした層の購入意欲を高め、全体の収入を増やす

情報源: 高くても顧客が納得する価格を弾き出す (2ページ目):日経ビジネスオンライン