something eureka

思索のヒント、ブックレビューなどを中心に

何が変えられるものなのか、それは本当に変えるべき対象か

ものごとには変えられるものと変えられないものがあります。また、変えるべきものと変えるべきでないものという線引きも存在します。

あたり前と思われることにも、実は根拠のない前提に囚われている可能性が否めないものも多くあることでしょう。思考の慣習とは、知らず知らずに流されてしまう点において、非常に扱いの困難なものでもあるのです。

歴史を振り返ると、文化が成熟し花開くのは、人口が減少または停滞している時期と重なります。 もちろん、人口減少社会になれば、必ず文化が成熟するというわけではありません。人口減少をきっかけに拡大一辺倒から価値観を転換し、文化を成熟させる方向に社会やお金の回し方を変えていくリーダーが必要です。 「人口減少=悪」ではない 次世代に向けて発想を転換せよ ダイヤモンドオンライン

成長や成功の基準は必ずしも一意に定められるわけではありません。むしろ状況に即して、また関与する領域の広がりに応じて、適宜選択し直すことも問われています。

コントロールという意味では、コントロールすべきもの(領域)を取り違えてしまうと、本末転倒の結果を招くしかありません。いきおい技術力の進展も相まって、何でもコントロールできるかの如く振舞ってしまいがちですが、コントロール対象の見極めが成否に先行していることを意識することが求められています。