something eureka

思索のヒント、ブックレビューなどを中心に

咀嚼し、体化し、体現する

反省というと、とかく失敗したことを悔いるようなネガティブな印象がある。

もちろんそれはそれで大事なことではあるが、マイナス意識は感情が先に立つ。言葉を変えるなら、反復、検証、振り返りといったほうが積極的に活かすことをプラマイなしに表現できるだろう。

一方で経験を過信すると、ゆがんだ前例主義にも陥りやすい。どれだけ経験したかよりも、経験を咀嚼し、そこからどれだけ意味あるエッセンスを抽出できるか、分解や融合の編集スキルが問われている。

どのような貴重な経験も、事前に何らかの仮説を持って臨まなければ、単なる「経験」に終わってしまう。しかし、逆に、いかに平凡に見える「経験」も、明確な仮説を持って臨み、その仮説の「反省」を行うならば、その平凡な「経験」は貴重な「体験」へと深まっていく

情報源: 「直観力」を磨ける人と磨けない人の違い | 7つの知性を磨く田坂塾 | ダイヤモンド・オンライン