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上手に間違える

間違えないという方法は現実的ではない。なぜなら、人は間違えるものだから。

だとすれば、どう間違えるか、上手に間違えることが差異を生む。

とかく人は間違いから目を背けたがるものである。だからこそ、間違いに真摯に向き合えるかどうかが問われている。

ならばなぜ、彼らはバイアスにとらわれず自由な思考を出来たのか? それはダニエルが人間の愚かさを直視することができたからである。彼は直感を知覚的なものと捉え、知覚と類比することによってバイアスの正体を可視化した。2人のやり取りでは、ダニエルがまず間違え、その間違いに気付き、なぜ間違えたかを理論化するというやり方で道を切り開いていったという。

情報源: ちょっと待て!その直感はバイアスがかかっている HONZ特選本『かくて行動経済学は生まれり』 | JBpress(日本ビジネスプレス)