惰性のつながりと能動のつながり
関係性を生かすのと、関係性に振り回されるのは違う。
とかくつながりやすくなった現代においては、つながりを能動的に取捨選択できるかどうかが問われている。
放っておいても否応なくつながってしまう昨今だからこそ、意思を持って安易なつながりを除去していくことが求められる。
ネットのつながりに安住して、リアルを疎かにするなど本末転倒である。つながりに意味があるのは、相応に面倒なものでもあるはずだから、安易に拡散できるはずもない。
逆に、多くの人がコミュニケーションツールに頼りすぎて、五感や感性を使って相手を感じることが、おろそかになっているようにさえ思えます。
生きていくうえでは、一人でいることが基本なのです。だからこそ、周囲の人とお互いに支え合い、助け合って生きている。一人の人間同士が、自由に網の目のように関係性を築いているのです。