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技術は外部要因か内部要因か

技術にいつまでも振り回されるままでいいのか。

技術を不可避な外部環境と考えているうちは、それに依存せざるを得ない。技術の「手段として使いこなす」という本質に立ち返るならば、内部要因として技術をきちんと体内で消化することにカギがある。

SF作家のウィリアム・ギブスンの有名な言葉に「未来はすでにここにある。均等に行きわたっていないだけだ」というものがある。テクノロジーの懐胎期間は驚くほど長い。突然登場するように見えて、実はそうではないのだ。だから、正しい場所に目を向ければ、明日のテクノロジーを今日見ることができる。新たなトレンドを理解しようとするジャーナリストや、企業のお抱え人類学者はこの方法を採る。それは「エッジケース(限界的事例)」、すなわち広く普及する前に、特定の集団や国だけで広がりつつある事例を探すことにほかならない。

情報源: 日本の女子高生は未来技術を先取りしていた | 読書 | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準