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そこにフィット感はあるか

物事が普及し、広く用いられるということは、それがその社会にとって求められている、フィット感があるということに尽きる。それは進んでいるとか遅れているとか、効率がいいとか悪いとか、そんな単純な基準で割り切れるものではない。

社会生活のパターンとその対象物(ないしはサービス)との間で、文化的に「呼応する」、まさにそれでなければならない、自ずと惹きつけられる感じとでもいえようか。

追いつけ追い越せで、「~せねばならない」というものではないのだ。

新興国開発途上国で、電子マネーが急速に普及している。タクシーや街中の商店の決済が、スマートフォンで簡単にできてしまうというという報道をよく見かける。こうしたものを見ていると、日本がだいぶ遅れていると感じる。

情報源: 中国の「フィンテック」が日本のはるか先を行くのは当然だった(野口 悠紀雄) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)