負け上手こそが戦略 常に次を考慮に入れる
競争では勝つことがあたりまえの目的になっているため、負けることを想定することは存外困難である。
しかし永遠に勝ち続けることはできない以上、いかに負けるか、上手に負けるかが実は総合的に見たときに肝となる。
「勝負」というものは、“最終的に生き残った者の勝ち”です。諸行無常の世の中ですから、途中の“一時的な勝利”など、たとえ手に入れたところですぐに掻き消されていきます。そんな“一瞬の勝利”を手に入れるために“永久に亡び”たのでは本末顚倒(ほんまつてんとう)です。