something eureka

思索のヒント、ブックレビューなどを中心に

共創、競争

顧客の位置付け 非コントロールなもの

マネジメントは一般的にコントロール中心の概念ですが、最近のソーシャル性の高まりは、コントロールという発想の枠に当てはまらない、非コントロールの領域を強く意識させます。 ここでコントロールということを見直していきますが、それは、自らを核とする…

出発点としての競争

キョウソウと聞いたとき、はじめにイメージされるものは、一般的な「競争」という考え方でしょう。競争戦略だったり、企業間競争だったりと、特別に新しい ものでも、特異なものでもありません。しかし、これは日本社会の特性のあるのかもしれませんが、どう…

脱-競争 古き競争ロジックを超えて

競争といった場合、どういったモデルがイメージされるでしょうか。シンプルに考えるならば、相手に勝つというシナリオに立った、一対一の対決姿勢として理解できるでしょう。現前の直接的な競合や業界一位のライバルに勝つというイメージです。 伝統的な競争…

B to S そして B to M へ

これまでの一般的な競争におけるターゲットといった場合、B to B もしくはB to C という分類がなされてきました。誰と向き合うのか、それは企業組織なのか個人顧客なのか、ということです。 原則として、一回一回が独立した、その場の授受で完結するビジネス…

実行力と想像力

前掲『競争からキョウソウへ』で示したように、キョウソウという世界観を改めてゼロベースで規定し直すとき、そこには大きく二つの志向性が認められます。 ひとつには戦略やインテリジェンスを基盤とするような、押し出しの強い『実行力』であり、もうひとつ…

競争概念を拡張する

生命体が生き残るために日々を賭しているように、人間も、また人間のつくりだした組織も、こうした性から逃れることはできません。物事の複雑さの度合いは 違うかもしれませんが、われわれも生命体のひとつとして、生態系から学ぶ出べきことが多くあります。…