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思索のヒント、ブックレビューなどを中心に

B to S そして B to M へ

これまでの一般的な競争におけるターゲットといった場合、B to B もしくはB to C という分類がなされてきました。誰と向き合うのか、それは企業組織なのか個人顧客なのか、ということです。

原則として、一回一回が独立した、その場の授受で完結するビジネス形態を前提にするならば、それで事足りると言えます。しかし、キョウソウの見直しは、ビジネススタイルの変容を伴います。 もともと競争においても、それほど状況は単純ではなく、継続性を無視することはありません。しかし分析的な目線では、それを単純化して把握してきたということでしょう。成果重視というのはそういうことです。

しかし競争フィールドを“キョウソウ”にまで拡張した場合、継続性を含め、関係性こそが成果ということになってきます。そこではいま一歩踏み込んだインタラクションの理解が求められます。それを従来の認識になぞっていくならば、新たにB to SocialB to Myself といった視点を付け加えていくことと整理できます。

ターゲットを明確化して、一点突破していくことはビジネスの基本形ですが、その背景には単なるワンウェイの働きかけには還元しきれない、双方向のインタラ クティブな環境が厳然と存在します。関係ネットワークを内に取りこんでくる方途として、ソーシャル化やアイデンティティ化への配慮が求められる所以です。

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