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デシジョンと7つのDとの相関関係

アドバンスト・デシジョンを新たなデシジョンの体系として位置付けたところですが、デシジョンの役割を明確にするためにも、それ以外のアプローチとの相関を見ていきます。

ここでは7つのDとしてコアエッセンスと位置付けている、デザイン、ダイナミック、ドリブン、ダイバーシティ、ダイアローグ、ディメンションと相互共棲を図示しています。

図式的には重心の位置により、焦点の差異を直観的に把握することができます。 たとえば、左下のエリアが個々人を強く打ち出す一方、右上のエリアが現代的なソーシャルの世界観を表現しています。中央エリアを特段強調しているわけではありませんが、いずれの方向にも展開しやすいという意味ではニュートラルな価値を持っているといってもいいでしょう。

アドバンスト・デシジョンはこれまでの左下から右上へと大きく舵を切っているのが特徴です。平たく言えば、開かれたデシジョンと言えるかもしれません。 戦略というと身構えてしまうかもしれませんが、デシジョン(意思決定)であれば、意識する/しないはあるにせよ、誰にとっても身近なものです。逆に意識にのぼらないくらいあたり前なものほど、それを意識的に構築していくことは難しいものです。

アドバンスト・デシジョンなどというと大仰な響きがありますが、要するに意思決定を組織立てられたものにしていくと同時に、そこに柔軟性や機動力を加味していくものとまずは捉えていただければいいかと思います。

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