something eureka

思索のヒント、ブックレビューなどを中心に

基本フレーム

はじめに、ここで取り扱うマネジメントの全体的な体系、フレームワークを示しておきたいと思います。 もっとも基本的なプロセスを、大きく4つのステップから整理していきます。

1、目的性に関する領域 ――― 自分たちはなにを ―――

2、戦略に関わる領域 ――― どういった道筋によって ―――

3、実行面を扱う領域 ――― 具体的にどんな形で ―――

4、顧客が受け止める領域 ――― 実際の反応は ―――

もちろん、それぞれの領域が相互に関連していますし、またフィードバックも考慮すれば、実際にはもっと複雑に絡み合ったものとして描き出すことも可能です。 ここではその中でも最低限満たすべき要件として、この4ステップがスムーズに流れることを追求していきます。 各ステップは、それぞれ特徴的な課題認識の眼差しを持っていますので、今自分がどの領域で問題に向き合っているのかを常に意識する必要があります。 同時的に複数の視点を組み合わせたい誘惑があるかもしれませんが、基本的には現在の立ち位置を明確にすることを中心に据え、要所要所で全体を俯瞰する巨視的チェック項を参照することが理想です。

frame01