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スピード時代へのアンチテーゼ

スピード信仰によって、われわれは我慢ができなくなってしまっている。圧倒的な物量によって強制的に押し流されていることが、あたかも充実したものと錯覚しているともいえるだろう。

広く薄く、全体的に雰囲気をつかむだけであればそれで事足りるが、一方で確たる柱を構築していくためには、愚鈍なくらい一事を突き詰めることも必要になってくる。

スピードは一つの優位ではあるが、それは万能ではない。

「調査に時間をかけ、ほかの媒体が見落とすようなトピックを見つけ、最も高い水準」で伝えるエッセー、ルポ、そのほかのノンフィクションを「スロージャーナリズム」と呼んだ。

情報源: 速報を流さない「スロー報道」が人気化のワケ | インターネット | 東洋経済オンライン | 経済ニュースの新基準