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ドリブンとは ドリブンの意味するところ

単体でドリブンと言われても、イメージがつきにくいものです。あまり一般的ではありません。それでも最近はキーワードの一部にドリブンがちらほら認められるようになってきました。

平易な意味解釈としては、ドライブ(動きある)状態といった感じでしょうか。 二律的な分類方法に従えば、モノコトのうちのコト、動静のうちの動を指し示す表現と言えます。時々刻々変化するマネジメントを断片で捉えるのではなく、ある程度の流れ、推移としてより実態的に理解する際の切り口がドリブンだと理解できます。 併せてマネジメントの主体的な役割、自発的な行動としての位置付けを反映させるうえでも、こうした動詞ベースの事象理解は欠かせません。

ここではドリブンのエッセンスを5つの細目、 「Engine(駆動力)」「~ing(進行形)」「Lead(先導)」「Aggressive(活性)」 「Approach(働きかけ)」として抽出します。 ここにドリブンの持つ『動』の世界観が集約されています。

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よく変化と言われますが、変化には環境が変化する場合の第三者的観察目線と、自身が変化するという意味での主体的関与の目線があります。 ドリブンが意図する世界観は当然後者の位置付けに相当します。

マネジメントをドリブンするという観点は、マネジメントを十分有意な形で機能させるという能動的取り組みに他なりません。もちろん機能していることは最低用件であって、そこに自身の力でというものが欠如していては画竜点睛を欠くことになるでしょう。