something eureka

思索のヒント、ブックレビューなどを中心に

つながり、信頼

私たちにつながらないという選択肢はあるのか

つながりやネットワークというキーワードはもはや当然のものであって、何らそこに目新しさはありません。それではつながるべきか、つながらざるべきか、どうやって選別していけばいいのでしょうか。 グローバリゼーションが上げた成果を維持するのであれば、…

組織あっての自分をどう表現していくか

組織人や会社人間というとネガティブな印象を持たれるかもしれませんが、人間とは大なり小なり外部とのつながり、折衝を通じてのみ自己を表現しうるというのが現実の姿です。自分の思考は唯一無二の独立した、尊いものだとの思いは大事なものですが、そのア…

人間行動はどこまで科学で解き明かせるものなのか

人と人とのかかわり、ネットワークの重要性は今更繰り返すまでもありませんが、こうした、従来であればヒューマンファクターとして定性的にのみ捉えられていた領域に対しても、ビッグデータや情報技術の高まりによって定量化の道筋が見えてきたようです。 人…

手放すことでしか得られないものもある

自らの知を育成するにはどうすればいいでしょうか。 時に「出し惜しみ」や「囲い込み」は、知にとってはマイナスの効果をもたらします。 一般的な物財であれば、内に蓄積すればいいということになりますが、情報や知といった場合、別の異なるロジックを必要…

今のICTにブレーキはあるのか?

ブレーキのない乗り物は、加速するときには問題が見えないが、制御できないという意味で大きな危険性をはらんでいる。 自分たちに大きな優位性をもたらしたネットワークの効率性そのものが、時間とともに、自らの失敗を招くものとなるのだ。 「ネットワーク…

行動規範として信頼が持つ意味

経済性や効率性など、われわれの活動を推し量る基準はいくつもありますが、無条件に、盲目的に、一つの基準を肥大化させることはリスキーであることを認識しておく必要があるでしょう。 信頼こそが契約や計画や日々の商取引を可能にし、投票から法律制定に至…

つながっているという事実を注視する

個の尊重を注視するあまり、自分という枠に囚われるという弊害が生じることになります。 「成果をあげる秘訣とは、ともに働く人たち、自らの仕事に不可欠な人たちを理解し、その強み、仕事のやり方、価値観を活用することである。仕事は、仕事の論理だけでは…

ビッグデータと技術志向

科学と技術の関係については、20世紀の科学の進展が、科学に基づく技術という思考を確たるもの、ゆるぎなきものにした感があります。 いまでこそ、科学技術とも称されるように、科学と技術が連動している、科学をベースに技術が体系だてられることがあたり前…

ビッグデータとインテリジェンス

インテリジェンスの考え方の基本には、情報を征するものが世界を征するといった発想が連綿と続いているように思われます。これは言い換えれば、情報が貴重 資源であって、それを専有できるかどうかで勝負が決まるということです。しかし、ビッグデータへのア…