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情報と知をどのように絡めていけばいいか

ここでは、ICTやナレッジ、インテリジェンスといった概念を対比させることで、それぞれのマネジメントが持つ特性を把握していきます。

その出自から、ICTは遍在するデータを出発点としますし、ナレッジは個々の内在、蓄積エッセンスが母体となります。一方でインテリジェンスは、情報的および知識的な性質も併せ持ってはいますが、いずれかに集約、還元されるものではありません。

その行動、機能特性に鑑みれば、「活ける知」を特定の対象物として捉えるよりも、情報領域と知識領域の橋渡しを行う意味で、別途オリジナルの機能分野として位置付けるほうが、その実態に即しているように思われます。

各々独自の志向性を持っていますが、活かす点に着眼するのであれば、より一層、意思決定の部分に力点が求められます。それは情報と知を結び付けつつ、新たな化学反応を起こすことで実践に結びつけようとする立場と言い換えられるでしょう。

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